ヨーロッパサッカーとJリーグの技術面での比較
ヨーロッパサッカーとJリーグを比較すると、技術面で大きな差があると思われがちですが実はそうではありません。
単純に技術のみを見ると、Jクラブに所属する選手たちの個々のテクニックではヨーロッパのクラブに所属する選手たちを上回っていることも多いのです。
しかし、試合を観戦しているとやはりヨーロッパサッカーはテクニックが優れているように見えます。その理由は、相手のプレッシャーを受けている状態でテクニックを発揮する能力が勝っているからなのです。
ヨーロッパの選手たちは、相手選手のディフェンスに対して身体を上手く使いながらボールを保持します。しかし、Jクラブの選手たちはフリーの状態ではボールを上手く扱えるものの、相手選手のディフェンスを受けるとテクニックを発揮できなくなってしまうのです。
この違いは、全身の筋力やバランス力といったフィジカル面と、判断力や瞬時の思考力といった頭脳面にあります。Jリーグの選手たちは、テクニックを磨くだけでなくフィジカルや頭の中も鍛えなければならないのです。